今日はこれ聴いた。

聴いた音楽について書くブログ。

2022年1月 聴いた音楽

宇多田ヒカル『BADモード』

 

宇多田ヒカル、サブスクでちょこっと聴いては(特にハマらないな)と思っていたんですがこのアルバムはリリースされて一週間くらいよく聴きました。普段聴かないタイプの音楽ではあるんですが、今回はなんか音の感じに馴染みました。

聴いてる時は歌詞が良いような苦手なような、すごく不思議な感覚でした。良いなと思うのは表現の仕方で、苦手なところは表現してる物事なのかなと思います。なるほど〜生活や恋愛をそういう言葉で捉えるのか〜と思いつつ、例えば「エンドロールの途中で隣にいる人間の横顔を見る人」のことがあんまり理解できなかったりと、自分と価値観が合わないなと思うことがいくつかあって気付いたから聴かなくなっていました。ただ、これが外国語だったら聴くのかと言われたら……聴かない気がする……意味分からない羅列でも良いから日本語の歌が聴きたい…………

音楽的には新鮮で好きだったんですが、歌詞の面でどうしても馴染みきれず。

 

ズーカラデル『JUMP ROPE FREAKS』

Jump Rope Freaks

Jump Rope Freaks

  • ズーカラデル
  • ロック
  • ¥2241

そんなタイミングでSpotifyを眺めてたらこのアルバムに出会いました。名前は知ってたんですが曲は聴いたことがなく。今回初めて聴いたんですが、とても良かった。やっぱりバンドサウンドが好き。特にトーチソングが好きです。BUMP OF CHICKENの名前がインタビューで挙がってたんですけど、それを踏まえてこの曲を聴くとモロにBUMP OF CHICKENでウケる(『COSMONAUT』に収録されてそう)。MUSICAではあるライターがandymoriの『ファンファーレと熱狂』を引き合いに出していましたがそれもなんか分かる。と、いろんな音楽を嫌味なく想起させてくれるところが良い気がします。

 

蒼山幸子『Highlight』

ねごと後期とあんま変わらんのですがそのねごと後期がそもそも好きなので今回もそりゃ好きだという。でも、一曲目の歌声を聴いてこれはバンドではなくソロなんだなあと強く感じました(肩の力が抜けて凛として、少しだけささくれた声だったのが印象的でした)。これ以上はもっと聴いてから書きたいので今回の感想はここまで。ささやかにお洒落。

 

25時、ナイトカードで。『限りなく灰色へ/アイディスマイル』

Kagirinaku haiiro he / Idsmile - Single

Kagirinaku haiiro he / Idsmile - Single

  • 25時、ナイトコードで。
  • アニメ
  • ¥510

アイディスマイルが特に良い曲です。ボカロで活躍する作曲家の曲は暴力的にキャッチー。

また、ここで歌詞の話に帰ってくるんですが、宇多田ヒカルの歌詞が結構な頻度で社会と接続していた(「Uber Eats」や「ルーブル」「モナリザ」と言った固有名詞の存在)ことと比べて(俺は宇多田ヒカルの話をしたいわけではない)、アイディスマイルの歌詞において社会を想起させるのは「マイノリティ」くらいで、あとは「自分か目の前の誰か」という範囲だけで構築された世界観であると感じています(かつ、歌うキャラクターのことを考えると「マイノリティ」と言う言葉もキャラの属性=アイデンティティ、つまり個人的な話に帰っていきます)。関係性を代入しやすい、広いレンジの言葉を用いながらとても狭い世界に収束していくのは、なんだかインターネットを想起させるもので、この曲の書き下ろし先である「25時、ナイトコードで。」というユニットの、四人全員がインターネットで知り合ったと言うキャラクターの関係にピタリと当てはまる。というわけで僕はこの曲が大好き!(言いたかったのはこれ)

 

仕事が忙し〜  なんで?